橋立堂
橋立堂
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/10 04:25 UTC 版)
橋立堂 | |
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所在地 | 埼玉県秩父市上影森675 |
位置 | 北緯35度57分37.6秒 東経139度03分39.7秒 / 北緯35.960444度 東経139.061028度座標: 北緯35度57分37.6秒 東経139度03分39.7秒 / 北緯35.960444度 東経139.061028度 |
山号 | 石龍山 |
宗派 | 曹洞宗 |
本尊 | 馬頭観世音菩薩 |
創建年 | 不詳 |
札所等 | 秩父札所 第28番 七観音霊場(馬頭観音) |
文化財 | 札所28番 石龍山橋立堂(秩父市指定史跡) |
橋立堂(はしだてどう)は、埼玉県秩父市にある曹洞宗の寺院で、山号は石龍山と号する。
本尊真言:おん あみりとう どはんば うんはった そわか[1]
御詠歌:霧の海たち重なるは雲の波 たぐいあらじとわたる橋立
歴史
創建年代は不明である。ただ1488年(長享2年)の秩父札所番付(長享番付)に記載されていることから、その頃までには既に存在していたものと推測される[2]。
江戸時代は、今宮坊が管理する修験道の寺となっていた。しかし明治初期の神仏分離と修験禁止令により、修験道の当寺は打撃を受けた。現在は第27番札所の大渕寺(曹洞宗)の境外仏堂となっている[2]。
当堂の本尊は馬頭観音である。秩父三十四箇所で馬頭観音を本尊とするのは当堂だけであり、他の西国三十三所・坂東三十三箇所を合わせた「日本百観音」の中でも、西国第29番札所の松尾寺(京都府舞鶴市)があるだけである[2][3]。
納経所が12月から2月末までは冬期閉鎖となるため、納経(御朱印)は大渕寺で行われる。
文化財
- 札所28番 石龍山橋立堂(秩父市指定史跡 昭和40年1月25日指定)[4]
交通アクセス
前後の札所
脚注
- ^ 秩父札所連合会公式経本による。
- ^ a b c 小林祐一 著『秩父三十四カ所 札所めぐり 観音霊場巡礼ルートガイド』メイツ出版、2017年、98-100p
- ^ 安宅夏夫 文、西田信夫 写真『秩父三十四カ所めぐり(楽学ブックス 古寺巡礼4)』JTBパブリッシング、2008年、84-85p
- ^ 札所28番 石龍山橋立堂秩父市
- ^ 秩父札所連合会の地図 (PDF)
参考文献
- 安宅夏夫 文、西田信夫 写真『秩父三十四カ所めぐり(楽学ブックス 古寺巡礼4)』JTBパブリッシング、2008年
- 小林祐一 著『秩父三十四カ所 札所めぐり 観音霊場巡礼ルートガイド』メイツ出版、2017年
関連項目
外部リンク
- 28番 橋立堂 - 秩父札所 - 秩父札所連合会
- 橋立堂「馬頭観音」 - 七観音霊場会
- 橋立堂のページへのリンク