岩之上堂
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/31 20:55 UTC 版)
岩之上堂 | |
---|---|
![]() |
|
所在地 | 埼玉県秩父市寺尾2169 |
位置 | 北緯36度01分02.9秒 東経139度05分04.1秒 / 北緯36.017472度 東経139.084472度座標: 北緯36度01分02.9秒 東経139度05分04.1秒 / 北緯36.017472度 東経139.084472度 |
山号 | 法王山 |
宗派 | 臨済宗南禅寺派 |
本尊 | 聖観世音菩薩 |
創建年 | 不詳 |
札所等 | 秩父札所 第20番 |
文化財 | 札所20番 法王山岩之上堂(秩父市指定史跡) |
岩之上堂(いわのうえどう)は、埼玉県秩父市にある臨済宗南禅寺派の寺院で、山号は法王山と号する。
本尊真言:おん あろりきゃ そわか
御詠歌:苔むしろしきてもとまれ岩の上 玉のうてなも朽ちはつる身を
歴史
創建年代は不明である。応仁年間(1467年 - 1469年)の時点で、既に寺運衰微し、堂宇も荒廃して、ただ本尊の聖観世音菩薩のみが岩の上でむき出しに安置されていた。当堂の「岩之上堂」の名称は、これに由来する。なお、当堂は現在「秩父札所第20番札所」であるが、1488年(長享2年)の札所番付(長享番付)も20番である。番付が変わっていない札所は当堂のみである[1][2]。
1703年(元禄16年)、内田家が堂守となって観音堂を再建した。現在も所属宗派は臨済宗南禅寺派であるが、僧侶ではなく内田家が管理している。このような例は他の札所ではみられない当堂の一大特徴である[1][2]。
文化財
- 札所20番 法王山岩之上堂(秩父市指定史跡 昭和40年1月25日指定)[3]
交通アクセス
- 路線バス札所二十番入口停留所より徒歩5分。
脚注
参考文献
- 安宅夏夫 文、西田信夫 写真『秩父三十四カ所めぐり(楽学ブックス 古寺巡礼4)』JTBパブリッシング、2008年
- 小林祐一 著『秩父三十四カ所 札所めぐり 観音霊場巡礼ルートガイド』メイツ出版、2017年
外部リンク
- 20番 岩之上堂 - 秩父札所 - 秩父札所連合会
- 岩之上堂のページへのリンク