帝都の人物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/05 20:05 UTC 版)
ブルース・クォーター 賭場「ブラック・チョコレート・ハウス」のオーナー。1巻における敵役。裏社会のボスらしい出で立ちに冷酷な人物。1巻での偽札騒動で立場が危うくなり、4巻までにはかなり裏社会の権益を失っている。 奴隷商人の男 名前不明。リーラの売り主。ブルース参加の組織の幹部で、1巻においては彼の命令で動く。2巻では立場が危うくなったブルースを早々に見捨て、新たなボスにつく。 ウィンストン 裏社会の人間。3巻においてバースの儀典長職争いに関連して街にやってきたラザルスの前に現れる。中盤でウェブスターの差し金とわかるが、実はジョナサンの部下で4巻で正体を表す。 ジョナサン・ワイルド・ジュニア 帝都の裏社会をまとめつつある大物犯罪者。実は代替わりをして当代は女性。20前の若く華奢な体型をしているが、強面の男たちを従える女傑。確固たる支配のため、帝都の司法権を左右する治安判事職を狙っており、またラザルスを手駒に加えようしている。 作中では史実におけるジョナサン・ワイルドの後を継いで帝都の裏社会をまとめようとしたジョナサン・ワイルド・ジュニアなる男がおり、彼女は更に彼から名ごと代を継いだとしている。先代ジョナサンは、ラザルスと強い因縁がある。 ルロイ・フィールディング 治安判事で私設組織「ボウ・ストリート・ランナーズ」の代表。ボウ・ストリート・ランナーズの設立者ヘンリー・フィールディングの養子を名乗る30過ぎの男。ジョナサンの治安判事就任を阻止するため、彼(彼女)が接触したというラザルスに協力を求める。また、その見返りとしてリーラを故郷に返すための船舶チケットを用意する。 「ボウ・ストリート・ランナーズ(en:Bow Street Runners)」は近代警察制度の前身にあたる実在の組織で、ヘンリー・フィールディングも実在の人物である。
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