市街地と牧草地
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/13 14:37 UTC 版)
「バーンズ (オレゴン州)」の記事における「市街地と牧草地」の解説
バーンズが設立されたのは1880年代である。その後、1889年にグラント郡の分割によってハーニー郡が創設された際、バーンズも自治体として認められた。初期の入植者、商人、郡長官のジョージ・マクゴワンが話し合い、スコットランドの詩人ロバート・バーンズから町名がつけられた。1891年時点でバーンズには商店、郵便局、ホテルなどが立地していた。マクゴワンは初代郵便局長も務めた。 1920年代には林業と鉱業が発展、多くの人々が入植した。1928年には、エドワード・ハインズ材木会社がグラント郡セネカにおけるブルーマウンテンでの伐採権を林野庁から取得、同社はその後バーンズ-セネカ間84キロメートルにオレゴン・ノースウェスタン鉄道を敷設した。さらに同社社長のエドワード・ハインズは同社の製材所がある企業城下町を形成、1930年にハインズを設立した。その後も林業は長年に渡り地元地域の重要産業であり続けたが、1990年代に木材資源の減少に伴い最後の製材所が閉鎖された。 牧畜も1860年代から始まっており、1877年の砂漠法制定によって大幅に拡大した。この法律では米国西部の乾燥状態、半乾燥状態の公有地の開発を推奨するため、個人が最大640エーカー(260ヘクタール)の土地を開墾、灌漑し耕せば取得できることを認めた。これによって19世紀にハーニー郡では複数の牧場が設立され、そのうちいくつかは21世紀においても存続している。2011年における同郡の農業総利益は8,400万ドルで、そのうち65%が家畜の販売、29%が牧草としてのアルファルファの販売、残りは馬とその他穀物の販売によるものである。
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