山脈_(新聞)とは? わかりやすく解説

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山脈 (新聞)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/08 09:57 UTC 版)

山脈
種類 週刊紙(第2~第4日曜日発行)
サイズ A4判

事業者 山脈文化協会
本社 北海道紋別郡遠軽町丸瀬布新町284番地
代表者 小谷英充(理事長)
創刊 1948年(昭和23年)8月31日
言語 日本語
関係する人物 秋葉實(郷土史家、松浦武四郎研究者)
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山脈(やまなみ)は、北海道紋別郡遠軽町丸瀬布地域の住民で構成される任意団体・山脈文化協会が同地域で発行している地方新聞である。

概要

遠軽町丸瀬布新町の旧・網走西部森林管理署丸瀬布事務所(2001年廃止、旧・丸瀬布営林署)庁舎内[1]に事務所を置く山脈文化協会が、旧丸瀬布町域の住民向けに発行する週刊紙である。

1948年8月31日[2]、丸瀬布村の地域新聞として、のちに松浦武四郎研究の第一人者として知られた秋葉實1926年 - 2015年)ら、丸瀬布連合青年団の団員が中心となって、月刊の連合青年団機関紙の形で創刊した。

題号の『山脈』は、当時の丸瀬布の基幹産業だった農業、林業、鉱業にちなむ[3]。創刊当初の紙面はB5判で、住民の詩や随筆を掲載するなど文芸色が強かった[4]。のち旬刊を経て町制施行の1953年に週刊化。秋葉は1953年から1989年まで編集長も務めた。

1954年には、『山脈』の編集発行業務を連合青年団から移管する受け皿組織として、地元各層の住民有志を会員とする「山脈文化協会」が発足した。丸瀬布町広報紙『まるせっぷ』が創刊される1972年までは町の広報紙を兼ね、『まるせっぷ』創刊後は協会がその編集や配布業務も町から受託した。協会はこのほか、町議会広報紙の編集・配布、道庁広報誌配布、気象観測データ集計などの受託業務も行っていた。

創刊50周年を迎えた1998年には、創刊号以降のバックナンバーを収めた記念の縮刷版を出版。同年9月には紙面の判型をA4判に拡大した[5]

現在は、遠軽町広報紙『広報えんがる』が発行される毎月1日前後を避けた第2、第3、第4日曜日の月3回発行しており、購読料は1か月700円。配達や集金は伝統的に地元の中学生が行っている。長く地域の8割以上の世帯占有率を誇り[5]2023年現在でも丸瀬布地域の約5割にあたる304世帯が購読[6]しているほか、地域外の丸瀬布出身者にも郵送を行っている。

参考文献

  • 『新丸瀬布町史』(丸瀬布町、1994年)

関連項目

脚注

  1. ^ 旧庁舎には山脈文化協会のほか、遠軽町社会福祉協議会丸瀬布地区事務所(旧・丸瀬布町社会福祉協議会)および丸瀬布在宅介護支援センターが置かれている。
  2. ^ 「プランゲ文庫新聞目録(北海道関係分)」(『北の資料』第116号、北海道立図書館、2005年12月)p.54
  3. ^ 「山脈文化協会(網走管内丸瀬布町) 町内ニュース届け半世紀」『北海道新聞』朝刊、1999年5月31日付
  4. ^ 「丸瀬布の身近な情報伝え49年 ミニコミ紙『山脈』喜びの2000号」『北海道新聞』朝刊1997年9月28日付26面
  5. ^ a b 「丸瀬布の情報紙『山脈』 話題伝え“50歳” OBらも参加し記念式典」『北海道新聞』朝刊1998年10月22日付22面
  6. ^ 「新編集長に前川さん ミニコミ紙『山脈』 文化協会が総会 遠軽」『北海道新聞』朝刊、2007年5月25日付

「山脈 (新聞)」の例文・使い方・用例・文例

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