山口組分裂抗争(2015年〜)
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「山口組」の記事における「山口組分裂抗争(2015年〜)」の解説
2015年(平成27年)8月には、司忍や髙山清司の出身母体にあたる名古屋の弘道会と関西地方の山健組を筆頭とする諸団体との不和が表面化し、事実上の分裂事態が発生した。同年9月には離脱した13団体と新加入した1団体が新組織・神戸山口組を結成、初会合を開いたと報じられている。分裂後、山口組と神戸山口組のそれぞれの傘下団体が関係する事件が2016年(平成28年)3月6日までに20都道府県で49件発生しており、警察庁は対立抗争状態と認定している。その後、同年3月7日に警察が対立抗争状態と認定してから2021年(令和3年)末までに23都道府県で86件発生している。 2016年(平成28年)4月、神戸山口組と共に、特定抗争指定暴力団への指定が検討されることとなる。 2017年(平成29年)5月には神戸山口組から任俠団体山口組(現・絆會)が分裂したことで、事実上山口組は3団体に分裂した。そして、この任俠団体山口組ならびに後身団体・任侠山口組(現・絆會)との事件は、2017年(平成29年)4月30日から2019年(令和元年)末までに8件発生している。 2020年(令和2年)1月、山口組は神戸山口組と共に両組織の拠点がある兵庫、愛知、大阪、京都、岐阜、三重の6府県の公安委員会により特定抗争指定暴力団に指定された。
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