屈折素性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/21 06:43 UTC 版)
一つの語が意味機能に応じて形を変えることを語形変化(屈折)と言う。語形変化によって表される意味機能の区別の分類を文法範畴または屈折素性(くっせつそせい、inflectional feature)と言う。 たとえば、英語の可算名詞は、何も付かなければ 1 つのものを、-s を付ければ複数のものを表す。つまり、表すものの数(かず)に応じて語の形が変わる(=語形変化する)。したがって、英語の可算名詞には表すものの数を区別する文法範畴がある、ということになる(ちなみに、このような文法範畴を数(すう)と言う)。 代表的な文法範畴には性、数、人称、格、時制(テンス)、相(アスペクト)、法(ムード)などがある。 同じ文法範畴からはただ一つが選ばれるが、異なる文法範畴は一般に独立である。例えば日本語の動詞の文法範畴のうち、極性と時制だけを取り上げると、それぞれ肯定と否定、非過去と過去の 2 種類ずつあるので、全部で 4 種類になる。 話す 極性肯定否定時制非過去はなす はなさない 過去はなした はなさなかった
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屈折素性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/18 23:00 UTC 版)
詳細は「文法範疇」を参照 曲用(名詞の語形変化)に反映する主な屈折素性は、数、格、性、人称などであり、活用(動詞の語形変化)に見られるものは、数、人称、時制、相、法などである。
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