非過去と過去
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/21 13:59 UTC 版)
直説法の時制は、視点が現在か過去かで以下のように対応する。半過去(過去・非完結)とは過去における現在であり、条件法現在(過去未来)とは過去における未来である。 現在視点過去視点現在je donnetu donnes 半過去(過去・非完結)je donnaistu donnais 複合過去(現在・完了)j'ai donnétu as donné 大過去(過去・非完結・完了)j'avais donnétu avais donné 単純未来(未来)je donneraitu donneras 条件法現在(過去未来)je donneraistu donnerais 前未来(未来・完了)j'aurai donnétu auras donné 条件法過去(過去未来・完了)j'aurais donnétu aurais donné このように、フランス語の時制は大きく非過去と過去に分かれる。これは日本語の「-る」対「-た」、英語の -Ø 対 -ed と同じ対立である。違いは、フランス語では未来および過去未来が動詞の一形態であるのに対し、日本語(現代語)と英語ではそれぞれ「だろう」、will/would という別の語を用いる迂言形(語の組み合わせ)である点である。
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