少女2人の失踪
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 05:02 UTC 版)
1996年(平成8年)5月5日の夜、富山県氷見市在住の19歳の女性2人が家族に「魚津市に肝試しに行く」と告げて外出し、友人のポケットベルに「今魚津市にいる」とメッセージを送ったのを最後に消息を絶つという事件が発生した。 富山県警は、「肝試し」「魚津市にいる」というキーワードから、2人は魚津市にある廃墟となった『坪野鉱泉旅館』跡に出向き、その後失踪した、という結論に至り、事件・事故の両面から捜査を行った。しかし事件から1年後である1997年(平成9年)5月4日時点で手がかりが何もないことが『読売新聞地方版・富山よみうり』にて、「少女不明から1年」と題して2日間に渡って地域ニュースの特集記事として報じられた。 紙面では更に、女性の片方が所有し失踪当時運転していた乗用車も発見されていないことから、県警ヘリと山岳捜索隊を組織し、崖下など車が転落しそうな地点を捜索したが発見に至らず、当時の坪野鉱泉が暴走族のたまり場であったことから事件に巻き込まれた可能性もあるとした。 また、記事中では、 『坪野鉱泉旅館』跡地は週末になると石川県、新潟県、福井県、岐阜県など他県からの暴走族が集会に集まる場所となっていること 地元民から治安上危険な場所として不安視される声が出ていること 敷地内はガラスが割られ、落書きされ、立ち入り禁止を示すロープなどは切断されるなど危険な場所となっていること などが紹介された。 4年後の2000年(平成12年)には新潟少女監禁事件の発生を受け、富山県警がこの失踪事件の捜査について再確認を行ったことが『北日本新聞』で報じられた。
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