小浜町_(長崎県)とは? わかりやすく解説

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小浜町 (長崎県)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/16 10:28 UTC 版)

おばまちょう
小浜町
小浜町旗
小浜町章
小浜町旗 小浜町章
1970年昭和45年)1月1日制定
廃止日 2005年10月11日
廃止理由 新設合併・市制施行
小浜町国見町瑞穂町吾妻町愛野町千々石町南串山町雲仙市
現在の自治体 雲仙市
廃止時点のデータ
日本
地方 九州地方
都道府県 長崎県
南高来郡
市町村コード 42367-0
面積 50.84 km2
総人口 10,640
(2005年5月1日)
隣接自治体 島原市、南高来郡南串山町、北有馬町西有家町有家町布津町深江町、国見町、千々石町
小浜町役場
所在地 854-0592
長崎県南高来郡小浜町北本町14番地
外部リンク 小浜町(アーカイブ版)
座標 北緯32度43分48秒 東経130度12分23秒 / 北緯32.72992度 東経130.2065度 / 32.72992; 130.2065 (小浜町)座標: 北緯32度43分48秒 東経130度12分23秒 / 北緯32.72992度 東経130.2065度 / 32.72992; 130.2065 (小浜町)
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小浜町(おばまちょう)は、長崎県島原半島にあったで、南高来郡に属した。古くからの温泉街を擁し、観光に関する産業が盛んな町である。

2005年10月11日に周辺6町と新設合併、雲仙市として市制を施行し自治体としては消滅した。

現在の雲仙市内における小浜町の地域にあたり、旧町役場は小浜総合支所として業務が行われている。

地理

島原半島の南西部に位置し、海岸線を橘湾に接する。

  • 山:普賢岳[1]、絹笠山、妙見岳、国見岳、石割山、野岳、矢岳、高岳、仁田峠
  • 河川:金浜川、古賀川、鬢串川、木指川、飛子川(境川)、浦河内川、陰平川、菜切川
  • 湖沼:諏訪池、鴛鴦ノ池、白雲ノ池、広河原池、空池

歴史

地域

地名

を行政区域とする。大字は設置していない。旧小浜町・旧北串山村時代は名の名称を十干に置き換えて表記していたが、1955年の合併以降は十干表記を廃止して本来の名の名称を表記し、さらに末尾の「名」の文字が削除された。その際に一部の名が改称している。

()内は旧町村時代の名および十干を表す。

旧小浜町
  • 富津(甲 / 富津名)[5]
  • 北野(乙 / 北野名)
  • 北本町(丙 / 北本村名)[6]
  • 南本町(丁 / 南本村名)[6]
  • 北木指(戊 / 下木指名)
  • 南木指(己 / 上木指名)
  • 雲仙(庚 / 温泉名)[7]
  • マリーナ[8] - 平成初期、北本町・南本町のそれぞれ一部の海岸部埋立地造成により新設。
北串山村
  • 金浜(甲 / 金浜名)
  • 木場(乙 / 木場名)
  • 大亀(丙 / 大亀名)[9]
  • 山畑(丁 / 山畑名)
  • 飛子(戊 / 飛子名)

行政

町章

教育

高等学校

中学校

  • 小浜町立小浜中学校 - 県内でもトップクラスの成績を誇る吹奏楽部が有名である。
  • 小浜町立雲仙中学校
  • 小浜町立北串中学校

小学校

  • 小浜町立小浜小学校
  • 小浜町立雲仙小学校
  • 小浜町立富津小学校
  • 小浜町立木指小学校
    • 小田山分校
  • 小浜町立北串小学校

交通

鉄道

  • 町内には他地域とを結ぶ鉄道路線はない(最寄り鉄道駅は島原鉄道愛野駅)。なお、1927年から1938年までは雲仙鉄道が存在し、当時の小浜町域に木津ノ浜駅・富津駅・雲仙小浜駅が設置されていたが、経営難により廃止された。
  • 索道
    • 雲仙ロープウェイ

道路

一般国道

有料道路

航路

1948年から1960年まで、矢上から戸石・小浜を経由して加津佐へ向かう航路があった。[12]

産業

  • 特産品 : 湯せんぺい

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

名所・旧跡・観光スポット

  • 朝日山遺跡
  • 仁田峠
  • 雲仙温泉
    • 古湯温泉
    • 新湯温泉
    • 小地獄温泉
    • 地獄めぐり 
  • 小浜温泉
  • とけん山自然公園

祭事・催事

  • 全九州花火師競技大会:4月

出身・ゆかりのある人物

  • 松永東(弁護士、衆議院議員) - 旧北串山村出身。衆議院議長、文部大臣などを歴任。
  • 城谷耕生(デザイナー) - 小浜町出身。雲仙市小浜町でデザインスタジオを経営。

その他

脚注

  1. ^ 島原市にあると思われがちだが、山頂は当町に属する。
    ※参考:長崎県南高来郡小浜町 (42367A1968)| 歴史的行政区域データセットβ版 Geoshapeリポジトリ
  2. ^ 久保寺章 (1983). “島原地震 (1922年12月8日)について”. 長崎県地学会誌 (第38号): 8-16. 
  3. ^ 長崎縣告示第百八十五號 南高来郡小浜村町制施行許可 長崎県公報 大正13年3月14日付
  4. ^ 宮内庁『昭和天皇実録第十』東京書籍、2017年3月30日、837.837頁。ISBN 978-4-487-74410-7 
  5. ^ もとは「日比名」と称したが、江戸時代中期の延享年間に富津名に改称した。
  6. ^ a b もとは「本村名」であったが、1889年の小浜村発足以降に北本村名と南本村名に分割された(分割年月日不詳)。なお、本村名は江戸時代末期まで「羽毛合名」と称していた。
  7. ^ 北串山村との合併後、表記を温泉から雲仙に改称。いずれも「うんぜん」と読む。
  8. ^ 地理院地図(電子国土Web)長崎県雲仙市小浜町マリーナ 国土地理院ホームページ
  9. ^ 角川日本地名大辞典 42 長崎県』のうち「大亀」の頁では、旧北串山村時代は山畑名の一部であった旨の記述があり、『長崎県南高来郡町村要覧.下編』のうち「北串山村」の頁では山畑名に統合されたとの記述があるが、いずれも当時の村内での行政上の区割りとみられる。
  10. ^ NHKふるさとデータブック p372
  11. ^ 小浜町例規集 小浜町章の制定
  12. ^ 「2000年の東長崎」発行委員会 編『2000年の東長崎』東長崎地区連合連合自治会、2001年11月。
  13. ^ オバマ来日も小浜市の歓迎熱は「すっかり冷めた」”. Jタウンネット福井県 (2014年4月24日). 2018年2月1日閲覧。

参考文献

  • 角川日本地名大辞典 42 長崎県
  • 長崎県南高来郡町村要覧.下編「小浜村」「北串山村」(1893年)国立国会図書館デジタルコレクション
  • NHK情報ネットワーク『NHKふるさとデータブック9 [九州 1]』日本放送協会、1992年5月1日。 
  • 小浜町『小浜町例規集』長崎県南高来郡小浜町。 
  • 小浜町『小浜町勢要覧町制施行70周年記念』長崎県南高来郡小浜町、1994年3月。 

関連項目

外部リンク




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