小御所会議の構成員
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/31 03:30 UTC 版)
天皇 明治天皇 総裁 有栖川宮熾仁親王(皇族) 議定 仁和寺宮純仁親王(皇族) 山階宮晃親王(皇族) 中山忠能(公家) 正親町三条実愛(公家) 中御門経之(公家) 徳川慶勝(元尾張藩主) 松平慶永(前越前藩主) 浅野茂勲(芸州藩世子) 山内豊信(前土佐藩主) 島津茂久(薩摩藩主) 参与 公家大原重徳、万里小路博房、長谷信篤、岩倉具視、橋本実梁 尾張藩士丹羽淳太郎、田中不二麿 越前(福井)藩士中根雪江、酒井十之丞 芸州(広島)藩士辻将曹、桜井与四郎 土佐藩士後藤象二郎、神山左多衛 薩摩藩士岩下方平、西郷隆盛、大久保利通 これらの参席者は王政復古に伴い三職(総裁・議定・参与)に任ぜられたものである。ただし各藩の藩士はほとんどが後日(12月10日~12日)の追任であり、小御所会議に出席していない尾張藩の荒川甚作、越前藩の毛受鹿之助、芸州藩の久保田平司、土佐藩の福岡孝弟も参与に追任されている。 大久保や西郷としては、王政復古の大号令の際に、慶喜の辞官(内大臣の辞職)・納地(徳川宗家領の奉納)の勅命を出させ、徳川家を無力化することを企図していたが、議定の山内容堂や松平春嶽らが抵抗したので審議は小御所会議にずれ込んだ。
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