将棋の番勝負の例外
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/21 08:49 UTC 版)
プロ編入試験瀬川晶司のプロ編入試験(六番勝負) - 制度化される前の特例によるプロ編入試験。瀬川がプロ棋士など6人と対局し、瀬川の3勝でプロ編入を認めるものとなった。毎局振り駒が行われた。 制度化以降のプロ編入試験(五番勝負) - プロ編入希望者がプロ棋士5人と対局する。第1局と最終局に振り駒が行われる。 電王戦第1期以降、コンピュータ将棋ソフトとプロ棋士の二番勝負。 俗な用法 同じ対局者同士が同時期に複数の番勝負を戦う場合、俗に、すべての番勝負の数字を加えた数を用いて「○○番勝負」と表現することがある。2005年度の将棋のタイトル戦では、連続する3つのタイトル戦、棋聖戦五番勝負、王位戦七番勝負、王座戦五番勝負に羽生善治と佐藤康光が登場し、「十七番勝負」と呼ばれた。 2021年度は、将棋の王位戦・叡王戦・竜王戦の3棋戦で豊島将之と藤井聡太が登場したため「十九番勝負」と称された。 また、タイトル戦で持将棋が成立した場合は1局として数えるため、七番勝負が第8局に突入する例がある。特に2020年の第5期叡王戦では、七番勝負で2度の持将棋があり、最終的に第9局までもつれ込む展開となった。 千日手も「指し直し」扱いではあるものの日を改めて行われる例があり、第40期の名人戦はフルセットに持将棋1回、千日手指し直しが2回あり、俗に「十番勝負」と呼ばれた。
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