室蘭本線覚生川鉄橋列車脱線転落事故
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 23:16 UTC 版)
「日本の鉄道事故 (1950年から1999年)」の記事における「室蘭本線覚生川鉄橋列車脱線転落事故」の解説
1950年(昭和25年)8月1日 22時55分ごろ 室蘭本線錦多峰駅(現:錦岡駅)21時25分発室蘭行き218列車(11両編成、牽引機C51 29)が同駅を1時間11分遅れで発車、駅から約2kmの地点の覚生(オコップ、またはオボップ)川鉄橋に差し掛かったところ橋脚が崩壊し、1両目客車と2両目荷物車は大破して濁流に呑まれ、3両目客車は4両目客車内に車体を半分突っ込み、死者17人、重軽傷者57人、行方不明者12人を出した。この218列車は、いわゆる「買い出し列車」だった。 事故の規模の割に死傷者が少ないのは、発車直後に車掌が函館駅以遠に向かう乗客を5両目以降に移動させたため。 約200人を乗せた救援列車が翌日未明に苫小牧駅西方の錦多峰川鉄橋に差し掛かったところ、そちらでも橋脚が崩壊したが、こちらは軽傷者2人で済んだ。 札幌鉄道管理局は、事故の原因として前日までの豪雨で上流部の木造橋が押し流されて鉄橋の橋脚に当たり、三度傾いたところへ列車が進行してきたため脱線転覆したと説明している。
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