実施要領
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/26 04:26 UTC 版)
整列儀杖隊は、受礼者を右翼方向から迎える態勢になるように整列し、音楽隊又はらつぱ隊は儀杖隊の右翼に、送迎者は儀じよう隊の左翼に整列するのを例とする。 受礼者が臨場する前適宜の時機に、らつぱにより「気を付け」を令する。 栄誉礼指揮官は、受礼者が受礼位置につくと同時に「捧げ銃」を令し、正面に対し、挙手の敬礼(儀礼刀を着用している場合は捧げ刀の敬礼)を行う。 儀じよう隊員は、正面に対し、捧げ銃の敬礼を行う。 音楽隊は、指揮官の予令と同時に奏楽準備を行い、指揮官の敬礼と同時に受礼者の本国の国歌の奏楽を開始し、同国歌の奏楽終了後、引き続き「国歌」を奏する。 立会者及び侍立者は、正面に対し、挙手の敬礼を行う。 送迎者その他近傍に在って栄誉礼を視認できる位置に在る自衛官は、正面に対し、挙手の敬礼を行う。 指揮官は、「国歌」の奏楽が終了した直後に「立て銃」を令し、総員元の姿勢に復する。 指揮官は、再度「捧げ銃」を令し、受礼者に対し挙手の敬礼(儀礼刀を着用している場合は捧げ刀の敬礼)を行う。 儀じよう隊員は、受礼者に対し、捧げ銃の敬礼を行う。 音楽隊又はラッパ隊は、指揮官の予令と同時に奏楽(吹奏)準備を行い、指揮官の敬礼と同時に「栄誉礼冠譜」及び「祖国」の奏楽(吹奏)を開始する。 立会者及び侍立者は、正面に対し、挙手の敬礼を行う。 送迎者その他近傍に在って栄誉礼を視認できる位置にある自衛官のうち、幹部自衛官及び准海尉は、受礼者に正対し挙手の敬礼、海曹及び海士は、そのまま姿勢を正す敬礼を行う。 指揮官は、奏楽(吹奏)が終了し、受礼者が元の姿勢に復した直後に「立て銃」を令し、総員元の姿勢に復する。 巡閲指揮官は、受礼者の前方約3歩の位置まで前進し、挙手の敬礼(儀礼刀を着用している場合は捧げ刀の敬礼)を行い、先導する旨の申告した後、受礼者の右斜め前方約1歩の位置を保ち、儀杖隊の各列の前面を先導する。 立会者は、受礼者の後方に位置し、巡閲に随(同)行する。 音楽隊又はラッパ隊は、指揮官の敬礼と同時に奏楽(吹奏)準備を行い、受礼者が受礼位置を離れると同時に「巡閲の譜」の奏楽(吹奏)を開始し、以後、受礼者が元の位置に復するまで継続する。 指揮官は、巡閲が終わり、受礼者が元の位置に向かう途上において受礼者から離れ、元の位置で待機する。この際、要すれば、受礼者がそのまま元の位置に向かうように促し、以後の誘導は立会者が行う。 指揮官は、受礼者が元の位置に復すると同時に挙手の敬礼(儀礼刀を着用している場合は捧げ刀の敬礼)を行い、先導終了を申告する。 送迎立会者は、受礼者を送迎者の隊列に誘導し、随(同)行する。 送迎者のうち、幹部自衛官及び准海尉は各個に挙手の敬礼、海曹及び海士は指揮官の号令により頭右(左)の敬礼を行い、目迎(送)する。 受礼者が遠ざかった適宜の時機に、ラッパにより「別れ」を令する。
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