宇都宮城釣天井事件と亀姫とは? わかりやすく解説

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宇都宮城釣天井事件と亀姫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/18 22:03 UTC 版)

亀姫 (徳川家康長女)」の記事における「宇都宮城釣天井事件と亀姫」の解説

亀姫を「宇都宮城釣天井事件」の黒幕とする説がある。 嫡男・家昌の遺児で、わずか7歳宇都宮藩となった孫の奥平忠昌は、12歳時に下総古河藩転封となった。忠昌の替わり宇都宮へ入封したのは本多正純である。亀姫は正純を快く思っていなかった。その理由は、大久保忠隣失脚事件である。 信昌・亀姫夫妻一人娘が、大久保忠隣嫡子大久保忠常嫁していたため、大久保氏奥平氏の関係は緊密であった。だが、娘婿・忠常が早世し、頼みとする忠隣は不可解な改易となり、心を痛めていた亀姫は、正純とその父・本多正信奸計で忠隣を陥れた、と見なした。さらに、忠昌の転封にも我慢がならなかった。年少ゆえの移封であれば忠昌相続時の7歳時点で行うべきであるところを12歳まで成長した後の国替えだったからである。しかも、それまで奥平家10万であったのに、正純になった途端15万石というのも承服しかねた。 そこで、異母弟第2代将軍徳川秀忠に、日光参拝するため宇都宮城宿泊する際、正純に湯殿釣天井仕掛け将軍暗殺するという計画がある、と洩らしたとされる釣天井自体事実無根であったが、正純は配流されることとなったその後は、忠昌が再び宇都宮藩配されたというものであるまた、下総古河への国替え引っ越しまつわる、こんな逸話がある。本来、私物以外はそのまま新入封の家中のために残して立ち去るように法度定められているところを奥平家障子、襖、畳までも撤去した。さらに、邸内竹木まで掘り起こし一切持ち去ろうとした。これを聞きつけた正純の家臣が、慌てて駆けつけ国境呼びとめ、その非を咎めたため返還したという内容であるが、真偽定かではない

※この「宇都宮城釣天井事件と亀姫」の解説は、「亀姫 (徳川家康長女)」の解説の一部です。
「宇都宮城釣天井事件と亀姫」を含む「亀姫 (徳川家康長女)」の記事については、「亀姫 (徳川家康長女)」の概要を参照ください。

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