学習雑誌版
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 02:45 UTC 版)
学習雑誌版ではコロコロコミック版とは異なり、第1期は存在しないことになっており、ストーリー展開も複数のパターンが見られるが、多くは巨人くんがドラフト会議で指名されるところからストーリーが始まる。特に長嶋は「謎の覆面紳士」として、覆面を被りノックをするなど、チームメイトと共に巨人くんを徹底的にしごき上げた。そしてドラフト直前に自ら覆面を取って正体を明かし、鼓舞激励した。この時偶然傍を通りかかった原辰徳にその姿を目撃されていることになっている。 また、王が現役を引退し助監督となった1981年4月号スタートの『小学三年生』では、絶対的主砲が抜けたジャイアンツの救世主として、巨人くんは投手ではなく打者として描かれていた。ある日、藤田元司監督と王助監督が次代の主砲を誰に指名するのか頭を悩ませながら街を歩いていると、偶然通りかかった小学校から、校舎を越えるほどの大飛球が飛んで来た。どこの大人が打った打球かと驚きながらグラウンドへ駆けてゆくと、そこにいたのが巨人くんであった。その他、広島カープ所属の小学生選手が外国人外野手であったりと、コロコロコミック版に比べ細部に渡り変更点が多い。この年度の読者は奇しくも1984年4月号から始まったコロコロ版2期の巨人くんと同年代であり、この世代にとっては野手だった巨人くんが説明無くコロコロで投手として帰ってきた形となった。
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