子会社合併:商用車部門として
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/16 09:01 UTC 版)
「ルノートラック」の記事における「子会社合併:商用車部門として」の解説
1956年にルノーブランドとしての商用車製造を中止しており、ルノー商用車部門の子会社であったソムア(Somua)ラチィル(Latil)をまとめたサヴィエム(Saviem)社を設立し、サヴィエムブランドとしてトラックとバスの製造を行っている。また、小型商用車はルノーブランドとしての製造が継続して行われている。 1975年、国有企業であったルノーは、フランスの産業政策によって、当時ミシュランが所有していた自動車メーカーシトロエンの子会社でトラックとバスの製造業者であるベリエ(Berliet)を買収。1978年にサヴィエムとベリエが合併し、ルノー・ビークルズ・インダストリーズ(Renault Véhicules Industriels )へと名称が変更されている。 1971年にサヴィエムはパリに拠点を置く「ユーロ・トラック開発グループ」または「Club of Four」と呼ばれた欧州における大手トラックメーカー4社による共同開発グループに参加。この4社はサヴィエム、ボルボ、DAF、マギルス=ドイツから構成され、1975年以降、この共同開発によって生まれたモデルは2001年までサヴィエム(その後のルノー)によって製造が行われている。またこれらの車両はマック・ミッド=ライナー(Mack Mid-Liner)やマネージャー(Manager)として北米での販売も行われている。 1980年に再びルノーブランドとしての販売が行われている。2002年に社名をルノーVI(Renault V. I.)に変更。 1997年、ルノーV. I.はフィンランドのトラック生産者であるシスオートと協力協定を締結。2002年、ルノーVI社は中国の東風汽車とエンジンの製造契約を結んでいる。 ルノー・トラックスは、FIA欧州トラック選手権に参加し、13,000ccのDXi13エンジンを搭載したルノー・プレミアムを走らせており、ルノートラックス-MKRテクノロジーチームは2010年に総合2位と4位の結果を残している。 2001年、RVIはルノーからボルボ・グループに売却され、2002年に社名をルノー・トラックスに変更。 2017年にボルボグループは軍用車部門ルノー・トラックディフェンスの売却を撤回し、2018年にアーキュス(フランス語版)に改称した。
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