嫌らしい気取り屋の3つの高雅なワルツとは? わかりやすく解説

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サティ:嫌らしい気取り屋の3つの高雅なワルツ

英語表記/番号出版情報
サティ:嫌らしい気取り屋の3つの高雅なワルツ3 Valses du precieux degoute作曲年1914年  出版年1916年  初版出版地/出版社: Rouart-Lerolle 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 彼の容姿  "Sa taille"1分00 No Image
2 彼の眼鏡  "Son binocle"1分30秒 No Image
3 彼の脚 "Ses jambes"1分00 No Image

作品解説

2007年11月 執筆者: 樋口 愛

三曲構成のこの曲をサティは、一日一曲ずつ、三日間で書いた三曲それぞれに序文のようなものと曲中にはユニークな文章添えられている。主人公となる男性肉体的な部分性格とらえた内容である。曲は、1911年ラヴェル作曲した、《高雅にして感傷的なワルツ》を意識して作曲したではないかといわれている。
第一曲《かれの容姿》は、度を越えたナルシストでかっこつけの性質をもった男性書かれている。曲は拍子調性終止もない。ワルツリズムだが心地よいワルツのテンポではなくい。左の低音二分音符中心流れ重さ感じさせかったるいワルツとなっている。
第二曲《かれの鼻眼鏡》は、ご婦人からの贈り物であった鼻眼鏡を失くし、気力落とした男の様子内容となっている。。曲は、左手動きサティ作曲の《ジムノペディ》を思わせるモティーフとなっている。反音全音の幅、跳躍少な動き虚無感感じさせている。気力のない、拍子抜けした様なワルツである。
第三曲《かれの脚》は、女性夜に正装して現れ、それに対する男の目線からの思い内容となっている。“彼女たちと書かれた文章隠語で“脚”であると書いている。曲は、全曲同様拍子はないが、この曲にはアクセントつけられており、ワルツの三拍が軽快流れ作り出している。
三曲通してワルツありかた考えさせられる魅力的なとなっている。




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