姫西王母【ヒメセイオウボ】(観賞樹)
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登録番号 | 第14633号 |
登録年月日 | 2006年 12月 14日 | |
農林水産植物の種類 | つばき | |
登録品種の名称及びその読み | 姫西王母 よみ:ヒメセイオウボ |
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品種登録の有効期限 | 30 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 野口慎一 | |
品種登録者の住所 | 東京都小平市花小金井4丁目2番22号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 野口慎一 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「西王母」の枝変わりであり、花は鮮紫ピンク色で、一重咲きの極小輪となる鉢物及び切花向きの品種である。樹形は横張性、樹高はやや矮性、枝の太さは細、分枝性は中、節間長はやや短である。葉形は倒卵形、葉の大きさは中、葉姿は平ら、先端の形は鋭尖形、葉脚の形は鋭脚、色は緑、光沢は少、厚さは厚、葉縁の形は細鋸歯、葉柄の長さは長、葉柄及び葉の毛は無である。花は一重咲き、花形は抱え咲き、着き方(向き)は横向き、大きさは極小輪である。花色区分は複色、花色(地色)は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9204)、内側の花弁の色は鮮紫ピンク(同9204)、複色花の区分はその他の斑、その他の斑の区分はぼかし、斑の色は鮮紫ピンク(同9205)である。外花弁の形は丸形、弁脈は少し有り、弁縁の形は桜弁、花弁数は9以下、外花弁の曲り方は内曲である。つぼみの形は円形、雄ずいの形は筒しべ、花糸の色は淡黄、やくの色は黄、花弁と雄ずいのゆ着はする、子房の毛は無、室数は3、花の香りは微である。「西王母」と比較して、葉が倒卵形であること、花が小さいこと等で、「太郎庵」と比較して、葉が倒卵形であること、花が複色であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成10年に育成者のほ場(東京都小平市)において、「西王母」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、15年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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