女か虎か?とは? わかりやすく解説

女か虎か

作者フランクR.ストックトン

収載図書謎の物語
出版社筑摩書房
刊行年月1991.3
シリーズ名ちくまプリマーブックス

収載図書山口雅也本格ミステリ・アンソロジー
出版社角川書店
刊行年月2007.12
シリーズ名角川文庫


女か虎か?

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/25 18:28 UTC 版)

リドル・ストーリー」の記事における「女か虎か?」の解説

有名なものにF・Rストックトン英語版)の1882年短編「女か虎か?」The Lady, or the Tiger? がある。 『女か虎か?』のストーリーはこうである。ある国の身分の低い若者王女と恋をした。それを怒った国王はその国独自の処刑方法若者罰することにした。その方法とは二つの扉の一つを選ばせることである。ひとつの扉の向こうに餓えた虎がおり、扉を開けばたちまちの内にむさぼり食われてしまう。もうひとつの扉の向こうに美女がおり、そちらの扉を開けば罪は許されて彼女と結婚することが出来る。王の考え知った王女死に物狂い二つの扉のどちらが女でどちらが虎かを探り出した。しかし王女はそこで悩むこととなった恋人が虎に食われてしまうなどということには耐えられないさりとて自分よりもずっと美しくたおやかな女性彼の元に寄り添うのもまた耐えられない。父に似た誇り高く激し感情持ち主王女悩んだ末に結論出し若者に扉を指差して教える。王女示した扉は果たして? - 『女か虎か?』。 上記典型的なリドル・ストーリーの例である。物語中に謎が提示され解決読者委ねるというもので結末存在しないのが特徴になる。 しかしながらこの物語好奇心刺激しストックトンは「正解」を求め人々悩まされることとなったそのうち特に熱心な人々パーティ開きストックトン招待したパーティではトラ女性の形のアイスクリーム供されストックトンがどちらを選ぶかで正解知ろうとしたが両方食べてしまったので答えは分からなかったという。ストックトンそのような人々の熱心さに答えて続編として『三日月刀の促進士』を書いたがこちらもリドル・ストーリーであり結局明快な解答存在していない。 そのため様々な解答パロディ作品作られ中でもジャック・モフェットの書いた短編『女と虎と』は、もっともスマートな解答としてエラリー・クイーンらによって第3回EQMMコンテストにおける最優秀技能特別賞与えられている。また書評家小森収は『女と虎と』を「構成巧みだが、ストックトン寓話性とシンプルさ失っている」と評している。

※この「女か虎か?」の解説は、「リドル・ストーリー」の解説の一部です。
「女か虎か?」を含む「リドル・ストーリー」の記事については、「リドル・ストーリー」の概要を参照ください。

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