天皇の軍服とは? わかりやすく解説

天皇の軍服

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/14 07:54 UTC 版)

軍服 (大日本帝国陸軍)」の記事における「天皇の軍服」の解説

明治維新により天皇衣食住欧米化進められると、西洋式御服天皇の服)が必要となり、明治5年には同年制定文官大礼服似た正服調製された。しかし、お雇い外国人ジ・ブスケからフランス皇帝武官大将制服着用し文官制服着用しない旨の助言があったため、その直後には軍服風の御服御軍服刑部)・御大禮服(錦織))が制定されている。この服は、「明治13年10月11日太政官布告55号」により陸軍大将制服準じた陸軍御服定められるまで使用された。同布告では陸軍御服のみで、海軍式のものは制定されていなかった。明治13年布告は「大正2年皇室令第9号」を以って廃止され新たに陸軍式の御服」及び「海軍式御服」が定められた。これは基本的に一般陸海軍大将変わらないが、階級章通常のものよりも若干長く陸軍大将を示す3つの星章のほかにひとまわり大き菊花章付された。 正装姿の明治天皇 明治39年制式御服着用した明治天皇 正装姿の大正天皇 明治45年制式御服着用した大正天皇 正装姿の昭和天皇 昭和5年制式御服着用した昭和天皇 昭和13年制式御服着用した昭和天皇 昭和13年18年制式大元帥襟章 海軍式典参加する場合には海軍の軍服型の御服着用したが、通常陸軍軍服型の御服着用する場合多かった1945年第二次大戦敗戦により陸海軍解体廃止定まったことから、従来陸軍御服及び海軍式御服代って新し天皇御服および皇族服が制定されたが、昭和22年5月2日皇室令第12号皇室令附屬法令廢止ノ件) により、皇室令がすべて廃止されたことにより、天皇御服皇族服は同時に廃止された。

※この「天皇の軍服」の解説は、「軍服 (大日本帝国陸軍)」の解説の一部です。
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