天下取りの野望とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 天下取りの野望の意味・解説 

天下取りの野望

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 13:00 UTC 版)

伊達政宗」の記事における「天下取りの野望」の解説

軍記物東奥老子夜話によれば政宗幕府軍天下賭けて戦うことになった場合想定し、「仙台御陣の御触に付御内試」という、幕府軍との決戦備えた図上演習、すなわち作戦立案をしていたとされる具体的には、名取川人為的に決壊させて仙台平野水浸しにし、避け幕府軍を、仙台城の建つ青葉山近隣大念寺山、八木山におびき寄せて山岳戦仕掛ける。奥州流通蓄えた豊富な資金バック浪人傭兵化、組織化し疲弊した幕府軍江戸へ追撃し勝利するというものであった元和二年大坂御陣落去以後仙台出馬之由にて御陣触御座候。此時貞山政宗)様御内試に。御家中妻子人しち御取なされ。さて仙台川藤塚上辺にてせき留藤塚へ番勢を被指置。御裏より砂押御馬を被出。砂押御鉄砲の南の山。にか峯に御旗を被立。御対陣被成との御内試にて。其節ひしと御裏よりかの地へ。御出御見分被遊候。(仙台川現在の名取川)を堰き止めて仙台南部水浸しにして幕府軍進軍阻止し、さらに狭隘地に幕府軍誘い込んで迎撃する一方で一揆衆を幕府軍後方扇動し後方撹乱するつもりだった) 大軍御引受。御境目之御一戦万一御おくれの刻。右に書付御内試之通。横川筋へ御馬を被入候節。御定かかりの地と申候。自然御運命尽夫も不被為叶時節に候はば。御最期之場と思召にて、瑞巌寺御菩提所に御取立被成候よし。(政宗幕府軍敗れた場合は、松島瑞巌寺にて自害するつもりだった) — 『東奥老子夜話』より抜粋

※この「天下取りの野望」の解説は、「伊達政宗」の解説の一部です。
「天下取りの野望」を含む「伊達政宗」の記事については、「伊達政宗」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「天下取りの野望」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


このページでは「ウィキペディア小見出し辞書」から天下取りの野望を検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書から天下取りの野望を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
 全ての辞書から天下取りの野望 を検索

英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「天下取りの野望」の関連用語

天下取りの野望のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



天下取りの野望のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの伊達政宗 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS