東奥
東奥
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/11/01 19:28 UTC 版)
「西ヨーロッパの大聖堂建築」の記事における「東奥」の解説
東端は、大聖堂の建築では最も多様性を示す部分である。内装では、東端にサンクチュアリがあり、大聖堂の祭壇が設置されている。 イタリアとドイツのロマネスク - 東端は丸い。下部は丸いアプスで上部は角ばって張り出している場合があるが、イタリアとドイツのロマネスクではありふれた形である。 フランス、スペイン、ドイツのゴシック - 東端は長く、アプスの端は高くアーチが組まれている。側廊の東端はこのアプスに接続し、低い廊下や回廊を形作る。「シュヴェ」と呼ばれるチャペルが放射状に突き出している場合もある。 イングランド - 東端の形状は非常に多様である。いくつかはノリッジ大聖堂のように、アプスの端を回廊で囲っている。多くの場合、3つのチャペルが突き出して様々な形状を示す。19世紀以前のイギリスの大聖堂は、完全な形ではシュヴェを持たない。リンカン大聖堂などいくつかは四角い崖状の東端を持つ一方、ほとんどの大聖堂では聖母マリアのチャペルが突き出して、厳密な形は崩れている。低い回廊が四角い東端に接続する例もある。
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