大韓民国陸軍の軍服
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「軍服 (朝鮮半島)」の記事における「大韓民国陸軍の軍服」の解説
朝鮮戦争までは米軍の第二次大戦時軍装、60年代~80年代まではベトナム戦争時軍装を基本とし、90年代以降は迷彩服やボディアーマーの普及と、西側諸国の世界的な流れにおおむね沿った変遷である。朝鮮戦争前後まで引き続き強く残っていた旧日本軍の影響も、1960年代にはほぼ米軍式となった。今なお残る旧日本軍の影響として、陸大卒業徽章や指揮官章などが挙げられる他、戦闘服のポケットの雨蓋に階級章を取り付ける点もその名残ではないかと指摘されている。また、近年まで背嚢には通称「蛸足」と呼ばれる天幕や飯ごうを取り付ける紐がついていた。 特戦団などの特殊部隊や郷土予備軍では1960年代、70年代からダックハント迷彩などが使用されていたが、一般部隊では1980年代まで基本はOD色の戦闘服だった。1990年代から全軍統一で米軍のウッドランド迷彩を元にした斑点迷彩が登場し、近年はACU迷彩をヒントにした新型迷彩を導入している。 装備品は実質米軍の第二次大戦装備のM1936装備やベトナム戦争装備のM1956装備を基礎にしているが、上記の背嚢など、細かな個所はやはり独自的に形や形式、材質を変えられたものが多い。 ヘルメットは長年M1ヘルメット型であったが、1990年代から米軍にならってフリッツ型を導入しつつある。
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