大阪会議と新体制の成立とは? わかりやすく解説

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大阪会議と新体制の成立

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 04:52 UTC 版)

大阪会議」の記事における「大阪会議と新体制の成立」の解説

大久保変化聞いて手応え感じた板垣も、立憲政体樹立三権分立二院制議会確立などの政府改革要求認められたことで協力的な態度転ずる。また大久保望んだ木戸復帰などの人事案などが合意見たことで三者思惑がようやく一致した2月11日木戸大久保板垣招待する井上伊藤同席)という形式で、北浜料亭加賀伊(かがい)」での三者会議が行われた。この会議を「大阪会議」と呼ぶ。ただしこの席では政治の話はいっさい出ず三者による酒席歓談のみが行われたという(『保古飛呂比』等)。1ヶ月におよぶ議論妥結喜んだ木戸は、舞台となった料亭加賀伊の店名を「花外」と改名することを提案、みずから看板揮毫した。 三者合意による政体改革案は、ただちに太政大臣三条実美提出され3月木戸板垣参議復帰することとなった合意に基づき、さっそく4月14日には明治天皇より「漸次立憲政体樹立の詔書」が発せられ、元老院大審院地方官会議設置し段階的に立憲政体立てることが宣言された。いっぽう板垣参議就任により、愛国社創立運動の失敗招いたため、自由民権派から背信行為厳しく糾弾され釈明追われることとなった

※この「大阪会議と新体制の成立」の解説は、「大阪会議」の解説の一部です。
「大阪会議と新体制の成立」を含む「大阪会議」の記事については、「大阪会議」の概要を参照ください。

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