大聖堂 (短編集)
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| 著者 | レイモンド・カーヴァー | |
| 訳者 | 村上春樹 | |
| 発行日 |   | 
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| 発行元 |   | 
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| ジャンル | 短編集 | |
| 国 |   | 
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| 言語 | 英語 | |
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『大聖堂』(だいせいどう、原題:Cathedral)は、アメリカの小説家レイモンド・カーヴァーの短編小説集。1983年9月15日、クノップフ社から刊行された。
本書は1983年12月12日、全米批評家協会賞候補作となった[1]。また、1984年ピューリッツァー賞のフィクション部門の候補作となった[2]。
内容
| タイトル | 初出(本国) | 初出(翻訳) | |
|---|---|---|---|
| 1 | 羽根 Feathers  |  
     The Atlantic Monthly, September 1982 | 『新潮』1985年1月号 | 
| 2 | シェフの家 Chef's House  |  
     The New Yorker, November 30, 1981[3] | |
| 3 | 保存されたもの Preservation  |  
     Grand Street, 2, No.3 (Spring 1983)  |  
     |
| 4 | コンパートメント The Compartment  |  
     Antioch Review, 41, No.2 (Spring 1983)  |  
     |
| 5 | ささやかだけれど、役にたつこと A Small, Good Thing  |  
     Ploughshares, 8, No.2-3 (1982)  |  
     『文學界』1988年10月号 | 
| 6 | ビタミン Vitamins  |  
     Esquire, October 1981 | 『新潮』1985年1月号 | 
| 7 | 注意深く Careful  |  
     The Paris Review, 25, No.88 (Summer 1983)  |  
     |
| 8 | ぼくが電話をかけている場所 Where I'm Calling From  |  
     The New Yorker, March 15, 1982[4] | 『海』1983年5月号 | 
| 9 | 列車 The Train  |  
     Antaeus, No.49-50 (Spring-Summer 1983)  |  
     |
| 10 | 熱 Fever  |  
     North American Review, June 1983 | |
| 11 | 轡 The Bridle  |  
     The New Yorker, July 19, 1982 | 『マリ・クレール』1989年5月号 | 
| 12 | 大聖堂 Cathedral  |  
     The Atlantic Monthly, September 1981 | 『海』1983年5月号 | 
日本語版
- 『THE COMPLETE WORKS OF RAYMOND CARVER 3 大聖堂』
 - 中央公論社 / 1990年5月20日 / ISBN 978-4-12-402933-8
 - 翻訳は村上春樹。テス・ギャラガーの「夢の残骸―日本版レイモンド・カーヴァー全集のための序文」と、ジェイ・マキナニーの「レイモンド・カーヴァー、その静かな、小さな声」の二つの文章が収録されている。また付録には高橋源一郎と宮本美智子がエッセイを寄せている[5]。
 - 『村上春樹翻訳ライブラリー 大聖堂』
 - 中央公論新社 / 2007年3月10日 / ISBN 978-4-12-403502-5
 - この翻訳ライブラリー版には、上記のテス・ギャラガーの序文のみが収録されている。また村上は訳文を改めている。
 
脚注
- ^ レイモンド・カーヴァー 『THE COMPLETE WORKS OF RAYMOND CARVER 8 必要になったら電話をかけて』中央公論新社、2004年7月25日、「年譜」(ウィリアム・L・スタル編)。
 - ^ The Pulitzer Prizes | 1984 Finalists
 - ^ CHEF'S HOUSE BY RAYMOND CARVER, November 30, 1981The New Yorker
 - ^ WHERE I'M CALLING FROM BY RAYMOND CARVER, March 15, 1982The New Yorker
 - ^ 高橋源一郎は次のように書いている。「ぼくがはじめてレイモンド・カーヴァーを読んだのは一九八三年のはじめ頃だたと思う。アンソロジーで読み、そして驚嘆した。(中略) そのすぐ後、村上さんがカーヴァーを訳しているという話を知り合いの編集者から聞いて『やるなあ』と思った。そして、当然のような気もした」
 
関連項目
- 頼むから静かにしてくれ
 - 愛について語るときに我々の語ること
 - ファイアズ (炎)
 - 象 (短編集)
 - ぼくが電話をかけている場所 (日本で最初に出版されたカーヴァーの単行本。作品のセレクトと翻訳は村上春樹。1983年刊)
 
「大聖堂 (短編集)」の例文・使い方・用例・文例
- カンタベリー大聖堂
 - 彼は団体旅行の一行を大聖堂の前へと先導した
 - 荘厳な大聖堂
 - 大聖堂の鐘の音が市中に響き渡った
 - 大聖堂の尖塔は家々の屋根より高くそびえていた
 - 大理石の円柱が大聖堂を支えている
 - ミラノ大聖堂は世界で最も大きい教会の一つである。
 - 私の知る限り、この大聖堂の建立は中世にまでさかのぼる。
 - その大聖堂の建立は中世にもさかのぼる。
 - その大聖堂の建立は中世にまでさかのぼる。
 - この壮大な大聖堂の建立は中世にまでさかのぼる。
 - 大聖堂のある都市.
 - 大聖堂は維持するのに金がかかる.
 - ゴシック様式の大聖堂.
 - ヨーク大聖堂.
 - 大聖堂代用の教会.
 - シャルトル大聖堂の見学もスケジュールの中に繰り込んでおいて下さい.
 - この大聖堂の前では人間はひどく小さく見える.
 - この大聖堂を建設するのには何年もかかった.
 - ノートルダム大聖堂の由来は 12 世紀まで遡る.
 
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