大総督と全体評議会とは? わかりやすく解説

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大総督と全体評議会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/07/11 03:06 UTC 版)

オールバニ会議」の記事における「大総督と全体評議会」の解説

この会議議題は、大きく分けて2つあった。ベンジャミン・フランクリンとトム・ハッチンソンの起草になるものだった。ひとつは、軍事関連役職者を置くことだった。 この職務は、本国政府により承認されインディアンとの関係、辺境地帯統治軍事行動などに大きな権限を持つ、大総督ともいうべき存在だった。インディアンに関しては、彼らの指導者を、本国から呼び寄せた監督者置き換えてはどうかという案もあった。これは、イギリス人たちの、オールバニインディアンたちへの見方そのまま反映されていた。イギリス人には、彼らは、本国方針従わない野心的さもしい物売り映っていた。 もうひとつは、13植民地代表者による全体評議会の案だった。それぞれの植民地から、代表者1名で多額納税者であり、インディアンとの条約の交渉責任を持つこと、そして、間接税により賄われる民兵による植民地間の防衛担当することなどが、その職務だった。民兵育成に関しては、植民地人間は、イギリス正規兵を頼っており、あまり乗り気ではなかった。また、この全体評議会そのものも、国王頂点である本国議会よりも、大きな力は持てそうになかった。何よりもイギリス本国が、アメリカ植民地連邦政府化して本国抵抗しかねないような案の導入には、消極的だった。この会議の頃には、植民地協力統合は、まだ実行可能な選択肢ではなかったのである結局いずれの案も、オールバニでは採決されても、植民地レベルでは否決され、この会議その意味では成功とは言えなかった。しかし、この会議は、のちの大陸会議影響与えることになったまた、オールバニという、ヨーロッパ式文明持ちながら、辺境地帯境界接した場所で、総督入植者、そしてインディアン一堂に会するということは象徴的なことではあった。

※この「大総督と全体評議会」の解説は、「オールバニ会議」の解説の一部です。
「大総督と全体評議会」を含む「オールバニ会議」の記事については、「オールバニ会議」の概要を参照ください。

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