大学設置問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 14:28 UTC 版)
「学校法人幸福の科学学園」の記事における「大学設置問題」の解説
2015年4月に千葉県長生郡長生村に幸福の科学大学(仮称)を開学する計画があり、設置準備を進めていたが、文部科学省の大学設置・学校法人審議会は2014年10月29日に文部科学大臣に開設「不可」とする答申を出した。理由として、同大学は大川隆法の思想をベースにした必修科目を設けており、学校教育法第83条第1項に掲げる「学術の中心」としての大学の目的を達成できず、大学設置基準第19条第1項・第2項の要件を満たしていないとされている。さらに文部科学省は、「審査の過程で認可を強要するような不適切な行為があった」として、今後最長5年間にわたって、学校法人幸福の科学学園による大学の設置を認めない方針を決定した。 これに対し、幸福の科学側は認可の強要とされたものは誤認であるなどとした異議申立補足書を提出し、また下村博文文部科学大臣に対して、設置認可申請の審査手続きが不適当に行われたなどとして請願法に基づく弁明請求書を提出。さらに刊行書籍において、書籍の送付が認可の強要を意図する不適切な行為とされたものであるとした。 2015年4月に幸福の科学大学とする予定だったものをハッピー・サイエンス・ユニバーシティという無認可校として設立した。幸福の科学は「『現代の松下村塾』であり、日本発の本格私学の開学」としている。 2015年4月28日、大学としての認可申請時に不正行為があったとして、2019年10月31日まで大学や短大などの設置を認可しない決定が通知された。 「霊言 (幸福の科学)#大学設立の不認可」も参照
※この「大学設置問題」の解説は、「学校法人幸福の科学学園」の解説の一部です。
「大学設置問題」を含む「学校法人幸福の科学学園」の記事については、「学校法人幸福の科学学園」の概要を参照ください。
- 大学設置問題のページへのリンク