大型フラッシュ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 15:27 UTC 版)
「エレクトロニックフラッシュ」の記事における「大型フラッシュ」の解説
主に写真スタジオで使用され、小型フラッシュの数倍から100倍程度の発光量がある。電源は商用電源が使われる。ポータブル型と据付型があるが中身は変わらない。電源部には発光部(ヘッド)を複数接続できるものもある。電源部と発光部が一体となったものは、モノブロック(MONOBLOC:BALCAR社の商標だったが日本およびフランスではこの名称が一般化している。英語圏では通常monolightと呼ばれる)と呼ばれる。 発光量を変える方式として、電圧可変方式と容量切替方式が存在する。小型フラッシュで主流である発光時間制御方式を併用する製品も存在する。 電圧可変方式は小型・低価格の製品で使われる方法で、電圧を変えて発光量を変える。発光時間と発光の色温度が変化することがある。一般に電圧が下がると、やや赤みを帯びる。光量を下げる場合、発光管に電圧がかかったスタンバイ状態から一回発光させる(空焚き)必要がある製品もある。 容量切替方式は回路が複雑になり製品も大型で高価なものとなるが、発光量を何時でも設定でき、空発光は不要であり、色温度の変化も少ないという特長がある。 専用の発光部は用途に合わせて、いろいろなタイプの放電管が用いられる。一般論として、放電管内の放電経路が長い程発光時間も長くなる。
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