小型フラッシュ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 15:27 UTC 版)
「エレクトロニックフラッシュ」の記事における「小型フラッシュ」の解説
携帯性に優れている。カメラボディの三脚用ネジ穴等を使って専用アングルで留める「グリップストロボ」「グリップフラッシュ」と、カメラボディのホットシューに直付けする「クリップオンストロボ」「クリップオンフラッシュ」、レンズの前に装着する「マクロ用フラッシュ」がある。グリップタイプの方が大光量が得られるので報道用やスポーツ用に適していたが、現在ではストロボの高効率化、カメラとの通信による高機能化、カメラ自体のデジタル化による性能向上などもあり、可搬性の面などからもクリップオンタイプが大半である。基本的にはホットシューに直接接続するが、シンクロターミナル端子に専用ケーブルで接続するものもある。使用電源は乾電池(ニッケル・カドミウム蓄電池やニッケル・水素充電池も基本的に使用可能)を使用する製品が多いが、グリップ型フラッシュには積層電池を使用するものも存在していた。 マクロ用フラッシュは接写を主眼においたフラッシュで、ホットシューに接続しフラッシュを制御するコントローラー部と、レンズ先端部に取り付ける発光部で構成される。発光部をレンズ先端部に取り付けることで、フラッシュ発光による接写時の影の写りこみやケラレを回避できる。発光部は円形状のリングタイプと、2つ以上の小型発光部によって構成されるタイプに分けられる。コントローラー部では、発光部の光量調節や、複数の発光部の発光比率の調節が可能となっている。この形式の応用として、レンズそのものに発光部が組み込まれている製品もあった。
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