夜食のアッコちゃん
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/07 19:52 UTC 版)
「ランチのアッコちゃん」の記事における「夜食のアッコちゃん」の解説
雲と木社が倒産し、三智子が新たに芝公園近くの大手貿易商社営業部で働き始めて5か月。バレンタインデーに男性社員にチョコレートをあげるのをやめたい女子正社員と、日頃の感謝を込めてあげたいという派遣社員とが対立する中、営業部主任に気に入られ、派遣仲間にも頼られがちな三智子は、両方のグループが取り合うような状態になっていた。三智子は角が立たないようにしていたが、派遣グループからお金は出さずにチョコレートを買う係を任され、正社員グループからは非常識だと思わないかと責められていた。社内で息苦しい思いをする羽目になった三智子は、寒風吹きすさぶ公園で冷たいお弁当を食べていた。 するとそこへ、以前の職場で仕事だけでなくプライベートでも世話になったアッコが、ワゴン車に乗って現れる。ポトフの移動販売をしているというアッコに職場での悩みを打ち明けた三智子は、生き生きと仕事をするアッコの姿に惹かれ、また一緒に働きたいという思いを正直に伝えると、面接代わりに1週間お試しでやってみることを許される。翌日、夜明け前に迎えに来たアッコに連れられ到着したのは、新宿歌舞伎町。夜の仕事を終えたホストやキャバクラ嬢たちが次々と来店し、目の回るような忙しさだった。出稿を終えた新聞社、深夜の病院、早朝の築地市場、毎日異なる場所を回り、睡眠時間は減ったが、目まぐるしい日々に三智子の心は充実していた。バレンタインデーが近付き、三智子はこれまでアッコと共に回った場所で培った情報や知識を元に、全てが丸く収まる方法を考えつく。
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