多摩美術大学ポスターにおける盗用疑惑
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/17 07:15 UTC 版)
「佐野研二郎」の記事における「多摩美術大学ポスターにおける盗用疑惑」の解説
2015年8月31日、佐野がアートディレクターを務めた多摩美術大学の広告のポスターに盗用の疑いがあると指摘された。メガネ・サングラスの総合情報サイトであるGLAFASは、佐野がアートディレクターを務めた多摩美術大学の広告にGLAFASに掲載されている写真が使われているとの指摘を受け、「現在までに多摩美術大学および佐野研二郎氏、デザイナー香取有美氏からの連絡は来ておりません。」と明言した。佐野の妻は、同年8月18日に他人の作品の複製・模写について「もう出てくることはないと思います」と語っていた。多摩美術大学が2015年9月4日未明までに、アートディレクターの佐野研二郎が手がけた大学の雑誌広告シリーズ「MADE BY HANDS.」を公式サイトから削除した。佐野側は、影絵は切り絵を作成し事務所内で撮影したもので、メガネはスタッフの個人所有のもので、いずれも盗用の事実はないと釈明したが、GLAFAS側は検証用の画像を公開して、撮影されたメガネはGLAFASを運営する「さくらヒロシ」の私物であり、細かい点がオーナーにあうように調整されたもので、それらの変更箇所やフレームのバリや付着しているホコリの位置まで一致とした。他にも、「水に流れる墨汁」という作品で、流れる墨汁の形状が、2012年に公開された中国のポスターと全く同じことも指摘されている。
※この「多摩美術大学ポスターにおける盗用疑惑」の解説は、「佐野研二郎」の解説の一部です。
「多摩美術大学ポスターにおける盗用疑惑」を含む「佐野研二郎」の記事については、「佐野研二郎」の概要を参照ください。
- 多摩美術大学ポスターにおける盗用疑惑のページへのリンク