多国間関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/29 02:24 UTC 版)
「日本とパレスチナの関係」の記事における「多国間関係」の解説
日本・パレスチナを含む重要な多国間の枠組みとしては、日本・イスラエル・ヨルダンそしてパレスチナの四者による地域協力「平和と繁栄の回廊」が存在する。これは2006年当時総理大臣であった小泉純一郎がパレスチナを訪問した際に日本から提唱されたもので、ヨルダン渓谷を経済的・社会的な開発を進めるとともに、パレスチナの国家としての自立を目指すものである。現在までに六度の四者協議が開かれた。ジェリコ市郊外に農産加工団地を建設する計画はこの構想の旗艦事業で、建設開始以降多くの日本要人がここを視察している。 また日本は2013年、先進国や新興国の集まる東アジアにおけるリソースや経済発展の知見を動員しパレスチナの国づくりや経済発展、平和実現を支援すべく「パレスチナ開発のための東アジア協力促進会合(CEAPAD)」を立ち上げている。これは主導国である日本と支援対象国であるパレスチナほか、韓国、中国、インドネシア、シンガポール、タイ、マレーシア、ベトナム、フィリピン、ブルネイなどが参加する会合で、閣僚級会合が三度(第一回が東京、第二回がジャカルタ、第三回がバンコク)、高級実務者会合が二度開催されている。
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