外国商人独占から日本政府の専売へとは? わかりやすく解説

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外国商人独占から日本政府の専売へ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/24 03:18 UTC 版)

樟脳と台湾」の記事における「外国商人独占から日本政府の専売へ」の解説

1895年明治28年)の下関条約基づいて台湾清朝から日本割譲され、日本による台湾統治開始されると、日本政府樟脳に関する外国商人独占的地位駆逐することを目論んだ1895年明治28年樟脳製造取締規則定め、翌1896年明治29年樟脳税制定めて一定の課税課したが、外国商人からの抗議を受け、その目的を果たすことはできなかった。1899年明治32年6月樟脳専売制度開始すべく、勅令246をもって台湾樟脳官制公布した樟脳および樟脳油収納売渡検査製造に関する事務掌理するため台北新竹苗栗台中圯埔、羅東に樟脳局が設置された。ここにようやく樟脳商権は、外国商人独占から政府独占に引きあげられた。しかしながら、この時点では輸出に関しては、輸出業者競争入札により、イギリスのサミュエル・サミュエル商会一社のみが落札しており、専売実施後樟脳輸出に関してはなお外国資本独占属した。(なお、樟脳局は、1901年明治34年6月阿片専売台湾総督府製薬所と塩専売の塩務局とともに総督府専売局統合された。)1908年明治41年)に総督府が、その販売方法変更して直営として、三井物産委託販売させたことにより、初め樟脳商権日本資本家に帰することになった

※この「外国商人独占から日本政府の専売へ」の解説は、「樟脳と台湾」の解説の一部です。
「外国商人独占から日本政府の専売へ」を含む「樟脳と台湾」の記事については、「樟脳と台湾」の概要を参照ください。

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