境外塔頭
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 07:25 UTC 版)
慧照院(右京区花園坤南町) - 元和9年(1623年)、開基松平忠昌が妙心寺103世瑞雲宗呈を開祖として創建。1878年(明治11年)、華嶽院を合併している。聖澤派に属する。 龍華院(右京区花園坤南町) - 明暦2年(1656年)、開基は毛利秀就の正室喜佐姫、妙心寺223世竺印祖門を開祖として創建。1879年(明治12年)善性庵を合併している。霊雲派に属する。 春浦院(右京区花園坤南町) - 妙心寺319世空山宗空が開祖と伝わる。室町時代の絵巻物で重要文化財の「福富草紙(ふくとみぞうし)」(土佐派の絵師・土佐行広周辺の作)を所蔵。方丈襖絵は江戸時代中期の画家、山口雪渓による。龍泉派に属する。 金台寺(北区等持院西町) - 元は池上寺と称していたが1608年(慶長13年)に妙心寺131世輝岳宗暾が国泰寺と改称して開祖となった。その後、名称が鳳台院、金台寺と変わっている。東海派に属する。 仙寿院(右京区龍安寺衣笠下町) - 承応元年(1652年)、後水尾天皇が帰依していた妙心寺196世禿翁妙宏を開祖として創建された。龍泉派に属する。 多福院(右京区龍安寺衣笠下町) - 文明14年(1482年)に鉄川宗煕を開祖として創建された。霊雲派に属する。 龍安寺(右京区龍安寺御陵ノ下町) - 宝徳2年(1450年)、細川勝元が義天玄詔を開祖として創建。細川政元が特芳禅傑を中興開祖として長享2年(1488年)に再建した。特別名勝の石庭で有名。霊雲派に属する。 霊光院(右京区龍安寺御陵ノ下町) - 天正10年(1582年)、開祖は妙心寺第44世月航宗津。織田信長の妹であるお犬の方の廟所がある。霊雲派に属する。 大珠院(右京区龍安寺御陵ノ下町) - 明応2年(1493年)に妙心寺22世興宗宗松を開祖として創建。石川光吉が慶長5年(1600年)に中興した。 西源院(右京区龍安寺御陵ノ下町) - 延徳元年(1489年)に開基細川政元が妙心寺12世特芳禅傑を開祖として創建される。その後一時荒廃したが、その法嗣の大休宗休により中興される。明治に至り東皐院を併合した。霊雲派に属する。
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