塩冶氏
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/30 23:59 UTC 版)
塩冶氏(えんやし) は、日本の氏族。宇多源氏佐々木氏流で、近江源氏の分流出雲源氏の嫡流である。
注釈
- ^ 『見聞諸家紋』による。(原文は「輪違」とあるが、後世に言うところの「花輪違(七宝に唐花)」のことである)。尼子氏流塩冶氏は「丸に角立て四目結い」を使用したと思われる。歌舞伎『仮名手本忠臣蔵』に登場する、塩冶判官は「丸に角立て四目結い」もしくは「丸に違い鷹羽」が使われることが多いがこれは史実ではない。これは史実通りにすると高師直も塩冶高貞も偶然同じ「花輪違」紋であるため芝居としては紛らわしくなってしまう点と、もとより『仮名手本忠臣蔵』自体が『太平記』を装っただけで江戸時代の赤穂事件を題材としているためである。
- ^ 一説に、「文治元年(1185年)、出雲・隠岐2国の守護となり、月山富田城に入る」とする本もあるが、実際には承久の乱の功により、出雲・隠岐の2国を賜ったため、この年代に関しては疑わしい。
- ^ 高貞討伐を執事の高師直との個人的確執に求める『太平記』の創作には、大きな潤色がある[3][4]。
出典
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