執筆期間による分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 17:57 UTC 版)
「大菩薩峠 (小説)」の記事における「執筆期間による分類」の解説
「甲源一刀流の巻」~「鈴鹿山の巻(十四)」 - (1913/9/12) から (1914/2/9) 都新聞連載連載を一旦中断する際に、終結までかなり長くなると予告している。 「鈴鹿山の巻(十五)」~「壬生と島原の巻」 - (1914/9/3) から (1914/12/5) 都新聞連載連載を中断する際に、竜之助が失明して兵馬との果し合いで討ち取られる結末を予告している。 「三輪の神杉の巻」~「龍神の巻」 - (1915/4/7) から (1915/7/23) 都新聞連載ここまでは竜之助が主人公の仇討ち小説だった。 「間の山の巻」~「黒業白業の巻」 - (1917/10/25) から (1919/12/17) 都新聞連載ここからお君、米友らが登場し、群像劇に代わる。竜之助は徐々に登場しなくなる。 「安房の国の巻」~「禹門三級の巻」 - (1921/1/1) から (1921/10/17) 都新聞連載ここから弁信が登場し、大乗仏教的な説教が多くなる。 「無明の巻」~「Oceanの巻」 - (1925/1/6) から (1928/9/8) 大阪毎日新聞・東京日日新聞連載ここから文体が冗長になり、時間も慶応3年秋に固定される。 「年魚市の巻」 - (1928/9) から (1930/7) 隣人之友連載 「畜生谷の巻」~「勿来の巻」 - (1931/4/15) から (1931/9/29) 國民新聞連載 「弁信の巻」~「不破の関の巻」 - (1932/3) 、 (1932/9) 書き下ろし「不破の関の巻」から「農奴の巻」までお銀様-お雪ちゃん-竜之助-弁信の「夢の中」での愛の闘争が繰り広げられる。 「白雲の巻」~「新月の巻」 - (1933/3) から (1934/4) 隣人之友連載満洲国に理想を抱いた作者は小説の主題をユートピア建設に変更する。 「恐山の巻」 - (1934/10/12) から (1935/6/16) 読売新聞連載第19回衆議院議員総選挙に落選した作者はユートピアに失望し、小説の主題を農耕主義に変更する。 「農奴の巻」~「椰子林の巻」 - (1938/2) から (1941/8/20) 書き下ろし作者の日記に坂本龍馬をテーマとした次巻を執筆中とあったが、母の死のショックからか、続きが執筆されることは無かった。書きかけの原稿は戦災で焼失したとの証言がある。
※この「執筆期間による分類」の解説は、「大菩薩峠 (小説)」の解説の一部です。
「執筆期間による分類」を含む「大菩薩峠 (小説)」の記事については、「大菩薩峠 (小説)」の概要を参照ください。
- 執筆期間による分類のページへのリンク