城内平和
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/08 14:14 UTC 版)
城内平和(じょうないへいわ、独:Burgfrieden / Burgfriedenspolitik)とは、第一次世界大戦中のヨーロッパ各国(特にドイツ)において、社民主義政党を中心とする野党と政府の政争や労働者と資本家の階級対立が一時停止され、戦争遂行のために協力関係が結ばれたこと、あるいはそのような政策を意味する。原語で「ブルクフリーデン」とも呼ばれるほか、日本語では「域内平和」と訳す場合もある。
- ^ [1]およびドイツ語項目参照。
- ^ 西川正雄『第一次世界大戦と社会主義者たち』第Ⅹ章「城内平和」参照。
- ^ 以上、西川、前掲。
- ^ この問題に関しては、戦争に反対した少数派のなかにはコミンテルンの独立に必ずしも賛成せず、第二インターのもとでの再統一を望んだ人々もいるため、それほど単純ではない。西川『社会主義インターナショナルの群像』参照。
- ^ この点については、山田高生「第一次大戦中における自由労働組合の超経営的参加政策」(外部リンク)など。
- ^ 武田晴人によると、加藤栄一がこうした見解の代表的な論者である。外部リンク参照。
- ^ 木村靖二「ドイツ革命とオーストリア革命」。
- ^ 戦後日本の新左翼運動では、全共闘運動における用例、三里塚闘争における用例など。
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