坊津八景
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 22:55 UTC 版)
坊津八景は近衛信輔が坊津の風景について詠んだ八景題材の和歌である。2006年現在、八景のすべてが現存しており、全国的に詠まれた八景において題材となった場所がすべてが現存するものは極めて稀である。以下は薩摩藩が江戸時代後期に編纂した地誌である『三国名勝図会』に掲載されている坊津八景の原文である(旧字体は新字体に改めた)。また三国名勝図会編纂時に追加された江戸時代後期頃の風景の挿絵についてもギャラリーで示す。 .mw-parser-output .templatequote{overflow:hidden;margin:1em 0;padding:0 40px}.mw-parser-output .templatequote .templatequotecite{line-height:1.5em;text-align:left;padding-left:1.6em;margin-top:0}中島晴嵐 松原や麓につゞく中島の 嵐に晴るゝ峯のしら雲 深浦夜雨 舟とめて蓬もる露は深浦の 音もなぎさの夜の雨かな 松山晩鐘 今日もはや暮に傾く松山の 鐘の響きに急ぐ里人 亀浦帰帆 亀が浦や釣せんさきに白波の うき起と見て帰る舟人 鶴崎暮雪 鶴が崎や松の梢も白妙に ときはの色も雪の夕暮 網代夕照 磯ぎはの暗きあじろの海面も 夕日の跡に照らす篝火 御崎秋月 荒磯のいはまくぐりし秋の月 かげを御崎の波に浸して 田代落雁 行末は南の海の遠方や 田代に下る雁の一行 —坊津八景、近衛信輔 中島晴嵐 深浦夜雨 松山晩鐘 亀浦帰帆 鶴崎暮雪 網代夕照 御崎秋月 田代落雁
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