地下鉄のATC
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/23 14:45 UTC 版)
一般的に地下鉄は、カーブが多くトンネルのため見通しが効かないという特性上、より安全性の高い保安設備が要求される。都営地下鉄浅草線が直通運転をしている地上鉄道との整合性からC-ATSを採用している事を除き、全ての社局・路線でATCを採用している。 概ね車内信号式 (CS-ATC) を採用しているのが、福岡市営地下鉄、神戸市営地下鉄西神・山手線・北神線及び海岸線、京都市営地下鉄烏丸線及び東西線、大阪市高速電気軌道(旧大阪市営地下鉄)千日前線・長堀鶴見緑地線・今里筋線である。比較的古くから営業している大阪市高速電気軌道の前記以外の各線では、昭和40年代以降地上信号式 (WS-ATC) を採用している。打子式ATSを使用していた東京メトロ銀座線・丸ノ内線、名古屋市営地下鉄東山線、T形ATS(東武鉄道と共同開発)を使用していた都営地下鉄三田線、WS-ATCを使用していた東京メトロ日比谷線・東西線、CS-ATCを使っていた東京メトロ千代田線・有楽町線、半蔵門線・都営地下鉄大江戸線は新CS-ATCに置き換えられている。2005年5月14日から都営地下鉄新宿線ではデジタルATC (D-ATC) へと移行している。
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