地下の危険性と防災施設
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/27 08:38 UTC 版)
地下空間は一般に暗い密閉空間であるため、炭坑などでの地盤崩落や地下水噴出、粉塵爆発といった事故や、洞窟や地底湖での遭難がしばしば起きる。また地下街や地下鉄で火災や爆弾・化学兵器・細菌兵器によるテロリズムが発生した場合には、逃げ場を失った人々に多数の死傷者が出る。後者については日本の東京における地下鉄サリン事件以降、その危険性が広く認知されるに至った。また、洪水や高潮によって水が地下へ流れ込んだ場合にも同様に逃げ場を失って溺死する例がある。 不特定多数が利用する施設においては、次のような配慮が必要となる。 通路に物品を放置したり・屋台を出すなど交通の妨げになる行為をしない。 防災施設を完備しておく。防災センター・各関係機関との相互連絡回線 避難誘導設備 : 誘導灯・非常照明 排煙設備 消火設備 : スプリンクラー設備・消防用水・消火器 浸水防止設備 : 地上入口・地下で直接連結された建築物との浸水防止扉、排水ポンプなど 定期的に避難・誘導訓練を行う。
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