地下にある理由
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 03:24 UTC 版)
地下や低層階を食料品売り場にしているデパートが多いのは、メリットとして水回りやガス、電気などの設備が地上階に設置することに比べて低コストなためである。実際に東急百貨店本店は最上階に食料品売り場を設けたことがあるが、売り場面積が限られ商品を運ぶ手間もかかったためその後は地下に移した。もう一つのメリットとして、地下鉄駅と接続して地下街の一部を形成することや、あるいは地下に設置された駐車場と直結することで地下からの入店を狙えることである。そして食品売場に集めた客を、上層階へ誘う狙いがある。これを「噴水効果」と呼ぶ。 ただし、建物の構造上の事情などから、地下ではない「デパ地下」もいくつか存在する。ただしそのような場合でも、1階など低層階に配置されることが常である。 1フロアの面積が広くない・食料品の売り場面積をより強化する等の理由で、「デパ地下」が地下スペースと地上スペースに分散して配置されている(北千住マルイ、柏髙島屋、東武百貨店宇都宮店など) そもそも建物自体に地下スペースがない、駐車場・駐輪場や機械室など売り場以外に当てられている(米子しんまち天満屋、さくら野百貨店北上店など)
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