在特会による抗議直前の動き
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 19:07 UTC 版)
「京都朝鮮学校公園占用抗議事件」の記事における「在特会による抗議直前の動き」の解説
前述の住民男性からのメールを受け取った在特会では、関西支部会計のAが中心となって初級学校への抗議計画を立案した。またAは自身が幹事を務める主権会関西支部の事務局長Bに相談し、協力を依頼した。 A・Bらは2009年(平成21年)秋頃、現場の下見を兼ねて管理事務所を訪問し、管理事務所から翌年1月の設置物撤去予定などについて説明を受けた。また在特会は市役所側と数次にわたる面談を行い、「都市公園法が成立したのは昭和31年(1956年)で、その年のうちに施行されている。自治体との話し合いがなされたからと言って都市公園法やそれに基づく条例に違反するような取り決めは認められない。三者協議のその時点で不法な公園占用にあたる」とし、これが1963年から続く約50年間の公園不法占拠に相当すると判断した。 11月19日には動画投稿サイト「YouTube」に「京都朝鮮学校が児童公園を不法占拠」と題した動画を投稿し、その動画説明文の中で「12月○日に突撃します(笑)後期待ください!」(原文ママ)と述べ、12月中の直接抗議を予告した。また11月20日から12月2日にかけて大阪・京都で6回街宣活動を行い、その際に「初級学校は勧進橋児童公園に無断でゴールポストや朝礼台を置いている」「12月の何日かは言わへんけど、徹底的に糾弾して、ゴールポストを初級学校に放り込む」などと具体的な抗議活動をにおわせる発言をした。 A・Bらは在特会と主権会、そしてBが代表を務める関西の右派系市民活動家の集まりであるチーム関西のメンバーらに抗議活動への参加を促すため、街宣後の懇親会等で抗議計画について意思疎通を図ったほか、閲覧制限がかけられたmixi内のBの日記上に抗議計画の詳細を掲載した。
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