国王の離婚問題とは? わかりやすく解説

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国王の離婚問題

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/05 10:17 UTC 版)

アン・ブーリン」の記事における「国王の離婚問題」の解説

カトリック教会離婚認めないが、離婚ではなく結婚そのもの無効であった」(婚姻の無効)という認可与えることで事実上離婚可能にする方法があった(実際に中世王族貴族は、教皇認可得てこの方法を利用している)。 ヘンリー8世キャサリン場合キャサリンが元々ヘンリーの兄アーサーの妻だったことが結婚無効理由になりえたが、教皇ユリウス2世から教会法規によって特免得ていたため、合法的な結婚と見なされていた。また、キャサリンの甥に当たる神聖ローマ皇帝カール5世スペイン王カルロス1世)も国際関係考慮して反対しており、教皇庁許可を出すことが難しかったキャサリン国民人気高かったために、国内からも反対の声が大きかったヘンリー8世はこれに激怒して教皇庁との断絶決意した。こうしてイングランド国教会原型成立することになった国王至上法によって、イングランド国内において国王こそ宗教的に政治的に最高指導者であることを宣言しヘンリー1533年5月アン正式な王妃迎えた。 これに反対したトマス・モア処刑された。また、修道院解散によってカトリック修道院多く解散させられ反対した多く修道士処刑された。

※この「国王の離婚問題」の解説は、「アン・ブーリン」の解説の一部です。
「国王の離婚問題」を含む「アン・ブーリン」の記事については、「アン・ブーリン」の概要を参照ください。

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