国王の登庁
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/08 07:08 UTC 版)
ローブを着用した上院議員が自席で起立する中で君主が入場し、君主が玉座に着席した後に君主の許しにより上院議員らが着席する。その後、下院議員を呼び出す黒杖官が使者として下院議場に向かうが、黒杖官が下院の扉の手前まで達すると一旦扉を閉ざし、黒杖官が扉を3度叩いて開けさせるという儀式が行われる。下院議場に入った黒杖官が呼び出しの旨を述べると、議員の一人が何らかの冗談を飛ばす習わしもある。 この後、与野党の下院議員が上院議場に向かう際には首相(与党第一党党首)と野党第一党である「女王陛下の野党」の党首が肩を並べて歩き、言葉も交わされる。議場に達した下院議員らは首相に至るまで終始起立状態となる。下院議員は議長を除き平服である。
※この「国王の登庁」の解説は、「国王演説」の解説の一部です。
「国王の登庁」を含む「国王演説」の記事については、「国王演説」の概要を参照ください。
- 国王の登庁のページへのリンク