国王の抵抗
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/24 03:32 UTC 版)
「国民議会 (フランス革命)」の記事における「国王の抵抗」の解説
ルイ16世に仕える財務長官ジャック・ネッケルは、国王が親臨会議(Séance Royale)を開いて身分間対立の仲裁を図ることを早くから進言していた。国王はこれに同意したが、三身分のいずれに対しても親臨会議開催決定の正式な通知はなく、親臨会議開催まですべての審議が停止されることとなった。 ネッケルはいくつかの点でコミューンに譲歩しつつその余は断固として譲らないなどの策を練っていたが、廷臣の影響下に置かれたルイ16世はもはやネッケルの忠告に耳を貸さなくなり、国民議会の決議を破棄し、身分別審議を命じ、三部会の再開を通じた改革を指示するなどの決心を固めた。6月19日、ルイ16世は三部会会場(Salle des États、国民議会の議場)の閉鎖を命じ、数日間マルリー城に滞在して勅語の準備をした。
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