国旗の代わりとしての利用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/05 14:50 UTC 版)
「オリンピックシンボル」の記事における「国旗の代わりとしての利用」の解説
オリンピック旗は、開会式・閉会式での入場行進やメダル授与の際に国旗の代わりとして利用されることがある。この場合、国歌の代わりとしてオリンピック賛歌が用いられる。国内オリンピック委員会が未設立、もしくは国際オリンピック委員会の制裁下にある場合がほとんどである。 対象大会該当国選手団名備考1980 モスクワ 西側諸国・スイス 各国の選手団 開催国ソ連によるアフガニスタン侵攻への抗議として、国として派遣したのではないという形を示すため。 1992 アルベールビル1992 バルセロナ 旧ソビエト連邦 EUN 新独立国のオリンピック委員会が未承認のため。 1992 バルセロナ ユーゴスラビア・マケドニア 独立参加選手団 ユーゴスラビア紛争への制裁。 2000 シドニー 東ティモール 個人参加選手団 独立前でオリンピック委員会未設立のため。 2012 ロンドン 旧オランダ領アンティル・南スーダン 独立参加選手団 オランダ領アンティルは自治領が解体されたため。南スーダンは独立直後でオリンピック委員会未設立のため。 2014 ソチ インド 独立参加選手団 政府によるオリンピック委員会への干渉に対する制裁。大会期間中に資格停止が解除。 2016 リオデジャネイロ クウェート 独立参加選手団 政府によるオリンピック委員会への干渉に対する制裁。 難民選手団 アフリカ諸国とシリアからの難民による選手団。 2018 平昌 ロシア ロシアからのオリンピック選手 ドーピング問題での制裁。 2020 東京 難民選手団 アフリカ諸国・中東とベネズエラからの難民による選手団。
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