命名法と読みとは? わかりやすく解説

命名法と読み

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 01:25 UTC 版)

人名」の記事における「命名法と読み」の解説

歴史さかのぼり過去ひもとくと、封建時代イエズス会士ロドリゲス記録日本語小文典によれば、「高貴な人は仮名(かりな)の他、実名名乗り)も命名されていた」という。ここで「仮名」とは、のちに官職得て、その官職名百官名受領名)を名乗ることができるまでの間の仮の名である。また、実名」の命名にあたっては、「漢字2文字4音節」で、上下の語ともに特定の82種の語中から選択されたという。(官職者・人名一覧記載され歴史書は、このような命名法参考資料となると思われる。)なお、漢字での名付け弊害とも言える事例として、歴史上の人物の名で、変わった読み方をする場合正し読み方現代まで伝わっていないことがある明石全登など、未だに読み方諸説ある武将もいる。他にも最上義光当初、名は「よしみつもしくは「よしてる」と読まれていたが、妹の義姫宛てた手紙近年発見されその手紙で自身の名を「よしあき」と平仮名書いていたため、ようやく正し読み判明したという事例もある。 また、僧侶の名前などは音読みとなる場合圧倒的に多い。文筆家の号も音読みのことが多く藤原俊成(としなり・しゅんぜい)や藤原定家(さだいえ・ていか)、藤原家隆(いえたか・かりゅう)のように、本来訓読みでも音読み読み慣わしている例もある(→有職読み)。

※この「命名法と読み」の解説は、「人名」の解説の一部です。
「命名法と読み」を含む「人名」の記事については、「人名」の概要を参照ください。

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