命名法上の問題とは? わかりやすく解説

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命名法上の問題

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/08 06:43 UTC 版)

サイトークスゾーン」の記事における「命名法上の問題」の解説

タイプ種であるC. sylvicapraeがタイレリア属所属するであればサイトークスゾーンそのものタイレリア属シノニムとなり、ネコ科動物宿主とするC. felisなどもサイトークスゾーンという名前を使うことはできない。ただしC. sylvicapraeの命名使われ試料残されておらず、客観的な結論を得ることは難し状況にある。

※この「命名法上の問題」の解説は、「サイトークスゾーン」の解説の一部です。
「命名法上の問題」を含む「サイトークスゾーン」の記事については、「サイトークスゾーン」の概要を参照ください。


命名法上の問題

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/24 07:50 UTC 版)

シジミタテハ科」の記事における「命名法上の問題」の解説

本科学名かんしては命名法上の問題があったことが知られている。本科学名として現在用いられているのは、Grote によって 1895年公表されRiodinidae であるが、かつてはこの学名のほかに Erycinidae、Nemeobiidae、Lemoniidae といった学名用い場合があった。このうち公表年がもっとも古いのは Erycinidae Swainson, 1827 であり、通常先取原理によってこの学名が有効名 (英語: valid name) となる。しかしながら、Erycinidae のタイプ属学名である Erycina Fabricius, 1807 は Erycina Lamarck, 1805(軟体動物の一属)の新参同名であり、このような場合命名規約39もとづき Erycinidae は無効名 (英語: invalid name) となる。また、Erycina Fabricius, 1807 のタイプ種は Papilio lysippus Linnaeus, 1758 であるが、この名義種は、前述した Westwood1851年設立した属 Riodina Westwood, 1851 のタイプ種指定されており、これは置換名(英語: replacement nameの提唱見なすことができる。以上のような命名法上の問題は古くから認識されていたが、実際に動物命名法国際審議会ICZN)に裁定求められたのは1972年、C.F. Cowan による訴え最初であり、その後1977年には裁定 (ICZN Opinion 1073) が下され、Riodina をタイプとする学名である Riodinidae優先権与えられ、有効名となることが決定された。Erycinidae は ICZN無効名目録に掲載されることになったが、Erycinidae の公表年は、命名規約40もとづきRiodinidae公表年後ろ丸括弧つきで併記されることとなった。したがって本科学名を、著者公表日付伴って正式に引用する場合Riodinidae Grote, 1895 (1827) となる。

※この「命名法上の問題」の解説は、「シジミタテハ科」の解説の一部です。
「命名法上の問題」を含む「シジミタテハ科」の記事については、「シジミタテハ科」の概要を参照ください。

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