命名法の原則
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/03 15:09 UTC 版)
「国際ウイルス分類委員会」の記事における「命名法の原則」の解説
ICTVのウイルス命名法の必須原則は下記の通り 安定性 間違いや混乱の原因となり得る学名の使用を回避または拒否すること 不必要な学名の作成を避けること ICTVの普遍的なウイルス分類体系は、標準的な分類学の体系にわずかに修正を加えたバージョンを使用している。タクソン(分類群)、目、科、亜科、属、種だけを認識する。ある種をどの属に分類するかに関しては不明の状態であるが、科の分類に関しては明確である場合、その種はその科でどの属にも属さない形で分類される。多くの分類群は階級なしの状態となっている。2005年時点で、ICTVの報告書で報告されていない3,142の種を(塩基配列データベースの)GenBankの塩基配列データは同定している(3,142の種は、おそらくICTVで認識された種の分離株がGenBankのフォームに入力されていないた為にデフォルトで新しい「種」としてGenBankデータベースに格納されてしまったので、実際の種はおそらくかなり少ないある可能性が高いことが考えられる)。同定されていないウイルス配列の数は、ウイルスの配列の分析率が劇的に増加するに伴い増加していくと予想される。 ICTVは、1962年の設立以来、安定性を達成するのに非常に成功している。例えば、1980年代に認識されたすべての属および科は、2005年の例のように引き続き使用されていた。
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